三菱新型eKシリーズは「クロス」と「安全」で勝負! 6年ぶりの刷新

■盛りだくさんの先進安全機能と「クロス」

2019年3月28日、三菱は約6年ぶりに新型eKワゴンをフルモデルチェンジし、同日正式に発売を開始した。

従来型に設定されていた「eKカスタム」は廃止され、代わりに新設定された「eKクロス」。釣り目に見える上部のライトはポジションライトで、その下部にある縦型の3連ライトがLEDのフロントランプ(こういった意匠は新型デリカD:5と同じ)

こちらはノーマル仕様の「eKワゴン」。純ガソリンNA仕様のみの設定で、こちらにハイブリッド設定はない

軽自動車は三菱自動車の国内販売の約54%を占めており、まさに生命線。それだけに今回(エクリプスクロス以来の)1年ぶりの新型車にはそうとう力が入っている。

最大の注目は、日産とのアライアンスにより実現した先進安全技術の搭載(日産版は「プロパイロット」と呼ばれる技術を、三菱版は「MI-PILOT」と表記)したことと、派生モデルとして設定したSUV風のグレード「eKクロス」の存在だろう。

豊富なカラーバリエーションもeKシリーズの特徴。「クロス」には(ルーフが別色のバージョンも含めて)全11色を用意する

完全停止からの再出発機能を持つアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援機能、踏み間違い衝突防止アシスト、滑りやすい路面での発進・加速をサポートするグリップコントロール(4WDだけでなく2WD車にも搭載)、前席サイドエアバッグとカーテンエアバッグを全車標準装備など、先進安全装備を詰め込んでいるのはこの新型eKシリーズの大きな強み。

また、この「eKクロス」は三菱eKワゴン独自の仕様であり、代わりといってはなんだが姉妹車である日産デイズには「ハイウェイスター」が存在する。発表時の質疑応答によると、(将来的に三菱版のハイウェイスター、日産版のeKクロスが発売されるか、という質問に対して)「現時点でその計画はありません。三菱と日産、それぞれ独自の個性を尊重しており、今の時点でそうした話はまったくありません」とのこと。

月販目標台数は4000台(日産デイズは8000台)。

[eKクロス T 2WD]全長3396×全幅1475×全高1640mm、ホイールベース2495mm、車両重量860kg、64ps/10.2kgm、燃費25.2km/L(JC08モード)、19.2km/L(WLTCモード)

ディーラーオプションで用意されるカーナビが、軽自動車初の9インチ(従来モデルは7インチ)なのもポイント。メーカーオプションで設定しているマルチアラウンドモニターを選択すれば、車両から見下ろした映像を大画面で確認できる。

夜間や雨天でも見やすい「デジタルルームミラー」の採用と合わせて、日本市場の中心となりつつある軽自動車にこそ先進装備を詰め込み、快適性(と安全性)を高めるのだ、というメッセージが読み取れる。

あとは新開発のCVTや刷新されたプラットフォーム、NMKV初のマイルドハイブリッド仕様の走行性能とその実力だが、この評価は実際に街中を試乗する機会を待ちたい。

オプションで用意されるナビが9インチなのはなにげにポイント高い。視認性が高く、アラウンドビューモニターなど便利な装備との相性もいい。全車ベンチシートのインパネシフト仕様

TVCMを担当するのは竹内涼真さん。ドライブがお好きだそうです。すげえカッコよかった

【価格】
・eKワゴン(NA仕様のみ)
M 2WD 129万6000円 4WD 142万5600円
G 2WD 137万7000円 4WD 150万6600円

・eKクロス(ハイブリッド仕様)
M 2WD 141万4800円 4WD 154万4400円
G 2WD 155万5200円 4WD 168万4800円

・eKクロス(ターボハイブリッド仕様)
T 2WD 163万6200円 4WD 176万5800円

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